近年、色々と注目される日本の農産物ですが、近畿圏も地元産品は色々とあります。大阪は京都や奈良も近いので、伝統野菜など多くの農産品があります。私は定期的に農産品を買いに行きますが、中でも特に、近郊農産物を進んで買うようにしています。安くて美味しいです。
時期的には、6月、7月くらいに実が出回っています。それより前、葉の部分も、ハーブとして出回っていますね。
旬が少し過ぎたのですが、今回は「山椒(サンショウ)の実」をご紹介します。ミカン科サンショウ属の落葉低木で、別名はハジカミ。原産国は日本であり、北海道から屋久島までと、朝鮮半島の南部にも分布しているそうです。また、薬効もありちょっとした薬膳料理にもなります。
山椒はウナギの蒲焼きにかけたりして使うのが、有名ですかね。あと、焼き鳥なんかにもかけますね。この和スパイスは、世界的にも認知されはじめ、輸出も年々数が増えています。香味も素晴らしいです。最初に強く、後を引かないい味です。まるで、パッと咲いて、パッと散る、サクラのようです。
私は、何にでもかけて食べています。カレーに入れても、煮物、味噌汁、魚の煮物などなど、万能です。スパイスで、塩分の調整もできますし、味の調整もできます。和食にも洋食にも合います。もちろん、中華料理でも。
山椒の実をあく抜きし、酒と醤油を入れ、汁気がなくなると完成です。この実を、細かくみじん切りにし、粗挽きコショウのようにしておきます。それを適量とって、料理に加えています。冷蔵庫で保管しておけば、何年経っても問題ありません。
素晴らしい調味料になりますよ。日本の伝統農産物です。
※大阪近郊での「実山椒」は、和歌山が有名ですかね。よく見れば色々なところで、作られていますよ。
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